
ふと立ち寄った古本屋でたまたま目にした韓国の詩。
ファン・ジニ、ユン・ドンジュ、キム・ジハ、、、
はじめはパラパラと見ていただけだったが、次第に彼らの詩の強烈な美しさと力強さに心を奪われる。
80年代・韓国は、まさに、そんな韓国の詩の魅力が体現された時代であった。
詩人は社会的ステータスを持ち、そして、誰もが詩に夢中になった。
経済発展、民主化、ソウルオリンピック、その躍動する時代が詩をますます美しくしていった。
映画「チョルラの詩」はそんな時代の中で、詩を通して、交流を始めた3人の若者達の物語である。
誰もが経験する友情、恋愛、別れ、出発が詩と共に描かれている。
本作は韓国でも独自の文化・風習・美しい自然を持つ全羅道(チョルラド)を舞台に“詩” “恋愛” “時代”に心を揺さぶられながらも、懸命に生きようとする青年達の恋物語である。
日本でも人気のドラマ「チェオクの剣」「プラハの恋人」「外科医 ポン・ダルヒ」「いかさま師 タチャ」等、今や韓国ドラマ界・映画界でトップ俳優として活躍するキム・ミンジュンが、日韓合作映画初主演!男らしく、純粋で故郷思いの『80年代・韓国』の象徴のような青年・カンスを新しい魅力で演じます。
そして、もう一人の主役である幸久(ヒョンス)役に「春のワルツ」「止められない結婚」「チング」等、数々のドラマで主演を演じてきたソ・ドヨン!満を持して映画初主演となる本作で、自分の存在に悩み、それを詩として表現しながら『80年代・日本』に生きる韓国人を演じます。
ヒロインには新人俳優・キム・プルン。キム・ミンジュンの同僚役にはチャン・ソウォン。そして、日本人俳優達が脇を固めています。

本作のロケ地は、一部ソウルを除き、全編・全羅道(チョルラド)。韓国映画「風の丘を越えて~西便制~」の舞台としても脚光を浴びた場所です。その場所で監督以外はオール韓国人スタッフという体制で撮影が敢行されました。監督は、芥川龍之介原作の『トロッコ』でデビューを果たした川口浩史監督。ボーダレスに人々の繊細な心理を描き出すことに定評がある川口監督が前回の台湾に引き続き、今作では韓国に単身乗り込み、3人の若者の青春を描き出しました。
また、撮影監督にジン・ヒョヌ(「ファン・ジニ」等)、美術監督にチョン・ミョングン(「霜花店」等)、音楽監督にチョン・ユジン(「モダンボーイ」等)など、韓国映画界から一流の若手スタッフが集結し、言葉や慣習が異なる中、協力し合い、スケールの大きい叙述詩的映画をここに誕生させました。



